北海道札幌発の天然藍染工房「AIZOME ZABO」です。伝統と新しさを兼ね揃えた藍染サービスを提供します。

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藍染坐忘

藍染とは To deepen one's knowledge of indigo dye

藍染の歴史

人類最古の天然染料

藍サンプル写真

人類最古の染料ともいえる「藍」は、有史以前から人々の体を守ってきたそうです。今でこそ、「JAPAN BLUE」とよばれ、日本の伝統を象徴するカラーにもなっておりますが、藍染の歴史は古来、世界各地で知られています。エジプトで発掘された紀元前2000年頃のミイラに、藍で染めた麻布が巻かれていた事実や、インドでは、青い染料の元となる葉を「インジカン」と呼び現地の人が染色に活用。これが藍の代名詞「インディゴ」となったそうです。藍染めは、飛鳥時代に中国から日本に持ち込まれたといわれています。

JAPAN BLUEの始まり

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藍で染めたものは色褪せにくく、虫の嫌いな成分を含み寄りつかせない性質を持ち、そしてその美しい藍色は、多くの人々を魅了し、海外からは『JAPAN BLUE』と称されるほど日本が誇れる偉大な文化の一つとして現在も受け継がれております。古くは江戸時代から多くの人々に愛されてきました藍染は、特に徳島の阿波の藍の栽培が盛んで、藩の積極的な政策や大変品質の良い染料が高く評価され、他の地域の3倍以上の価値が付いていたと言われております。当時の藍商(藍染の原料を販売する商人)は、幕末から明治にかけて大いに繁盛しました。名だたる藍商は藍染事業の発展に成功し、後の徳島県を始めとした四国の繁栄に大いに貢献したと言われております。

藍の繁栄と衰退

藍サンプル写真 藍サンプル写真

阿波藍の品質向上発展により、莫大な富を得た阿波藩は一国の実力を持っていたと言われております。藍作が江戸時代に急速に広まった吉野川流域は、元々毎年のように荒れ狂い氾濫しておりましたが、それが功を奏し、上流から豊かな土を下流へ運んで来てくれました。本来藍は連作のできない土地枯らしの作物でしたが、豊かな土に毎年恵まれ、質も良いまさに藍の聖地とも呼べる土地でした。
『藍どころの北方、田どころの南方』
そう呼ばれたように、吉野川流域の農村は見渡す限り藍一色だったそうです。時代も変わり、明治27~8年頃、日清戦争後の文明開化と共に「インド藍」「人造藍」の輸入量の増加にともない、高価な阿波藍よりも染まりのよい安価な合成藍の人気が高くなり、そちらを使用する人も多くなりました。この阿波藍の窮地に、藍商人達は一致団結し、品質の落ちかけていた阿波藍を厳しく取り締まり、品質管理を徹底した結果、人気を見事復活させる事ができました。しかし、その復活劇も後に終焉を迎える事となります。安価のインド藍の進出の攻防に耐えた阿波藍でしたが、1903年にドイツの化学染料の登場により、その市場をあっという間に奪われてしまいます。工場で大量に安価で、しかも簡単に染める事ができるという、染め物という業種にとって、それはまさに技術革新でした。栄華を極めた藍染の命『すくも』を製造している業者は、現在徳島県に4軒。そして北の大地北海道に一軒の5軒だけと片手で数えれるほどしかありません。かつては一国の力を得るほどの商いが、今ではたったの5軒までに衰退してしまったのでした…。

見直したい天然染料の良さ

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藍で染めたものは色褪せにくく、虫の嫌いな成分を含み寄りつかせない性質を持ち、そしてその美しい藍色は、多くの人々を魅了し、海外からは『JAPAN BLUE』と称されるほど日本が誇れる偉大な文化の一つとして現在も受け継がれております。古くは江戸時代から多くの人々に愛されてきました藍染は、特に徳島の阿波の藍の栽培が盛んで、藩の積極的な政策や大変品質の良い染料が高く評価され、他の地域の3倍以上の価値が付いていたと言われております。当時の藍商(藍染の原料を販売する商人)は、幕末から明治にかけて大いに繁盛しました。名だたる藍商は藍染事業の発展に成功し、後の徳島県を始めとした四国の繁栄に大いに貢献したと言われております。

ジャパンブルー - Japan blue -


出典:外務省

     

英語版(English Version)

出典:外務省

藍染のチカラ

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藍染の魅力は、見た目の美しさや肌ざわりの良さだけではありません。藍は、古来より多くの効能を持つ薬草として人々の暮らしを支えてきました。葉や種には、ふぐ中毒の解毒や解熱剤として使われるほどの薬効があり、藍染された生地や衣類は、虫をはじめ蛇も近寄らないほどの防虫効果や、汗臭さが気にならない上にあたたかい消臭・保温効果、肌を守る紫外線防止効果などがあります。最近ではアトピー性皮膚炎への抗菌性も大いに注目されています。

知っていますか?天然藍のチカラ

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「アトピー性皮膚炎」への抗菌効果

お母さん

天然藍に、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に対し治療効果のある成分が含まれている事実が、弘前大学教育学部の北原晴男教授(天然物有機科学)が、医学部の花田勝美教授らの協力で実施した共同研究で分かりました。古くから藍は肌荒れに効くとして民間薬に用いられてきましたが、その効用が研究で裏付けられました。花田教授は「従来の薬剤に劣らない抗菌効果があり、臨床応用が期待できます。」と話しております。アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質に加えて、水分を保持する成分であるセラミドの不足、ストレスなどを原因として、肌に強い痒みや湿疹などが起こる症状の事をいいます。皮膚に常在する菌の一種で、カビの仲間である「マラセチア菌」の増殖も原因となり、アトピー性皮膚炎では80%の患者にこの菌が認められております。マラセチア菌はアトピー性皮膚炎の他、夏季ざそう(夏に悪化するニキビ)、脂漏性皮膚炎なども引き起こしますが、藍にはこのマラセチア菌を抑制する効果をがあります。

藍の抗菌成分「トリプタンスリン」

トリプタンスリン化学式 赤ちゃん

藍の研究をしている北原教授は、藍が肌に良いという民間にある伝承に着目し、2002年5月から実験を開始。弘大教育学部の専念農場で栽培した藍の乾燥葉に溶液を入れてかくはんし、有機物の抽出を繰り返し、皮膚に有効な成分を絞りこみました。抽出したのは藍にある成分「トリプタンスリン」。アトピー性皮膚炎の治療にも使われている「硝酸ミコナゾール」より約6倍強い抗菌性を示しました。そこで、藍からアトピー性皮膚炎治療薬の探索を行い、トリプタンスリンの臨床試験が行われました。その結果、トリプタンスリンはアトピー性皮膚炎を軽減が確認できました。トリプタンスリンが十分にアトピー性皮膚炎に対して治療効果がある事が証明されたのです。また、抗菌性によるアトピー性皮膚炎の治療効果だけではなく、免疫応答におけるⅣ型アレルギー反応抑制作用が明らかになったのです。菌への耐性が弱まりつつある現代。アトピー持ちのお子様も多い時代にとって、非常に嬉しい効能です。

近年注目の「食藍」の健康効果

古来より、藍は多くの効能を持つ薬草として人々を支えていたと言われていました。近年、研究技術の発達により、その驚くべき健康効果が証明され、口に入れられる健康食品としても、世間で大きく注目されています。藍とは、遥か太古より人々の生活に恵みをもたらし続けた奇跡の植物なのです。

  • 食藍サンプル01
  • 食藍サンプル02
  • 食藍サンプル03

藍の栽培

藍は春に種を蒔き、夏に刈り取って乾燥させる。それに水を加え、3ヶ月間くらい寝せこんで発酵させ、「すくも」と呼ばれる染料になるまで約10ヶ月の期間を要します。